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令和3年度東日本大震災被災地研修・慰霊法要を開催しました

2022年03月09日

 令和4年3月11日は、東日本大震災発生から11年目にあたります。仏教学部では、立正大学建学の精神、ならびにその精神母体である仏教学部の特殊性を鑑み、未曾有の震災によって亡くなられた人々の追悼と、現地の方々の復興・平安を祈ることを目的として平成23年度から追悼法要と被災地研修を毎年実施しています(新型コロナウイルス感染症拡大により、令和元・2年度は中止)。
 本年度の研修は、3月2日(水)オンライン形式による「東日本大震災被災地研修・慰霊法要」を実施し、仏教学部生をはじめ他学部生も多数参加しました。参加者は、PC等を通じて宮城県南三陸町の「南三陸研修センター」に接続し、各プログラムに取り組みました。南三陸町は、林業や漁業が盛んであることから、平成28年に世界で初めて「FSC(森林管理協議会)」「ASC(水産養殖管理協議会)」の2つの国際認証を取得、さらに湿地環境を守る「ラムサール条約」に登録するなど、SDGs(持続可能な開発目標)に注力している自治体として知られています。これらのことから、本研修プログラムは、被災地の研修のみならずSDGsも学習する内容となりました。
 午前のプログラムでは、被災地の現況についてVRを活用した語り部と一緒に町を歩き、震災から11年後の町が復興を遂げ変化している姿をリアルに体験することができました。
 午後のプログラムでは、まず「慰霊法要」(録画)を行い、震災で亡くなられた方々へ供養を捧げ、被災地の復興を祈りました。その後、手入れしている山とそうでない山との比較を通じて、山の環境によって住む街や豊かな海にも影響を及ぼすことを学習しました。そして、参加者に事前に配付された材料をもとに、手入れした山の木々の間伐材を用いたフォーク・スプーン作りを行いました。続いて、特産のわかめを用いたふりかけ作りを行い、山や海の環境を通じて被災地での今を学びました。
 参加者からは「VRでは立体的に見ることができ、その場にいるような感覚で風景をみることができ写真とはまた違った印象を持った」、「被災した人ではない私でも本当に微力だが、被災地について知ること、それを伝えること、3.11を忘れないことで貢献できると思う」、「新しい街として繁栄させようと努力している方々をみて、コロナ禍で思い描いていた大学生活が送れず不満を抱いていたが、コロナ禍だからこそできること、新しいことを見つけて前向きに取り組もうと思う」などの感想が寄せられました。