※「歴史・思想コース」の名称は、令和7(2025)年度以降の入学生から適用されます。
歴史・思想コースは、仏教の思想そのものや歴史的背景の理解を目的に、ていねいに文献・史料を読み解く手法を身につけることをめざします。
伝統的な仏教学の柱であるアビダルマ・中観・唯識・天台・華厳の諸思想や、日本人の思惟方法に大きな影響を与えた法華経の思想・教理などを系統的に学びます。
4年間のステップアップを通じて、仏教という大きな思想体系をもとに文献・史料を渉猟し、アジア各国、他地域の歴史や他の宗教・思想との比較、さらには現代社会との関わりを学びます。
※令和7(2025)年度からの新カリキュラム導入で、科目名が変更となる可能性があります。
POINT 1あらゆる好奇心が学問領域となる
人間の営みや文化・思想の研究にタブーはありません。文献・史料(非文字型でも)をもとに学的手法にのっとれば、どのような分野のテーマ、素材であっても研究可能です。
POINT 2仏教を学びながら語学力にも磨きをかける
古典文献・史料の解読に必要なサンスクリット語やパーリ語・チベット語・漢文など、特殊言語が基礎から学べます。
日本の歴史や美術を仏教の視点から学びたいと考え、立正大学の仏教学部は他にはない独自の科目や研究分野の先生方がいらっしゃるので、志望しました。
授業では「世界の宗教地理」が印象的でした。西洋とアジア各国の地勢的・歴史的・宗教的な関わりやシルクロードに沿った各地の仏教美術、仏教以外の宗教など、さまざまな分野の理解が深まりました。
1・2年次に興味を持った分野をもっと深掘りして学びたいと考え、3年次からは思想・歴史コースを選択。例えば仏像について、歴史や地理、彫刻技法、保管状況の面から学ぶなど、多角的な視点から判断する力が身についたと感じます。これは、社会に出てからも、幅広い年代や価値観の人々とコミュニケーションを取る上で大いに役立つと考えています。
仏教学科 思想・歴史コース 在学生
※コース名称はインタビュー時のものです。