国の内外に騒乱の火種を抱えていた鎌倉時代、数々の試練を物ともせず人々の救済に生涯を捧げた日蓮聖人(1222-1282)。その生き方は、現代を生きる私たちにもさまざまな示唆を与えてくれます。法華仏教コースでは、日蓮聖人の思想や行動、その礎となった法華経の教え、日蓮教団の歴史的展開に関する学修を通じて、高尚なる精神性を学びます。
1・2年次で法華仏教・日本仏教の基礎を学び、3年次から専門のゼミナールに所属。多彩な専門科目を選択しながら自分のテーマを追究できる柔軟なカリキュラムです。
※令和7(2025)年度からの新カリキュラム導入で、科目名が変更となる可能性があります。
POINT 1法華仏教の本質を段階的に学べるカリキュラムを用意
法華経の教えや日蓮聖人の思想・行動を段階的に学修し、法華仏教の本質へと迫ります。
POINT 2古文・漢文の基礎を徹底
経典や古文書の原典の講読に向けて、古文・漢文の基礎を徹底します。
答えのないテーマについて哲学的に思索・探求することが好きだったので、宗教や哲学を広く学ぶことができる立正大学の仏教学部を志望しました。
仏教学部は、仏教学のみならず仏教史・仏教文化など幅広く学ぶ「専門知」、哲学・倫理学など横断的・多角的に学ぶ「総合知」、そして「専門知」と「総合知」を最大限に発揮し現代社会が直面する課題の解決を目指す「実践知」の三つが基盤にあることが最大の魅力です。
卒業後は僧侶を目指すという目標があり、法華仏教コースを選択しましたが、それだけではなく、現代社会の諸課題に対して、他の学問領域とは異なる視点からアプローチできるのではないかと考えました。大学で得た「知のスキル」を生かして学び続け、その成果を世の中に還元できる場面が必ず訪れると思っています。
宗学科 法華仏教コース 在学生